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タリズマン〈下〉―秘められた知識の系譜
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 106667 位
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『ダ・ヴィンチ・コード』より面白い
『神々の指紋』で古代文明の謎とロマンを語ったハンコックが、今度は西洋の秘められた神秘主義の系譜を描いた。それが『タリズマン』。キリスト教の歴史の根幹にもかかわる重要な論題だが、グノーシス主義に関連しては、『ダ・ヴィンチ・コード』のヒットや、『ユダの福音書』の解読によりタイムリーな関心を集めている昨今、『タリズマン』の価値もそれなりに評価できる。特に上巻は面白い。カタリ派の興亡にはじまり、ナグ・ハマディ文書の発見、グノーシス的な思想の知られざる伝承が紹介され、さらにはルネサンス期における、「ヘルメス文書」の復活まで語る。まさに遺漏なく西洋の「秘められた知識の系譜」をカバーしている。ただ、下巻についてはやや疑問も残る。薔薇十字団までの記述はいいとして、そのあとのフリーメイソンについての記述以降、論点がいまいちまとまらず、人名だけが目につき、結論にも不満が残った。それでも、『ダ・ヴィンチ・コード』よりははるかに有益な本だと考えるので、一読の価値は充分にある。因みにダン・ブラウンの次回作は、どうやらフリーメイソンを扱ったものらしい・・・・・・。
場所を超えて
ロンドン、パリ、ニューヨーク、ワシントン。著者等はそれらの都市にフリーメイソンや薔薇十字団の宗教の裏面史に関わる組織と構想の影響を読み取る。しかし、天を神聖なもの地を下俗のものとする二元論からすればいくら地に霊的天文的知識を喚起する都市を建設してもそれは所詮地のことにすぎないのではないかということが私には判らなかった。それにもまして、古代エジプトと現代の英仏米のこれらの中心都市だけに霊性の世界史(近現代史)が体現されている訳ではない。ゼカリア・シッチンのシュメール文明論だってあるのだ。 ロンドン、パリ、ニューヨーク、ワシントンを見るときには、しかし、必要な視点であり、この二人に掛かるとなんと言っても面白い!
かくて「神の叡智」は語りき‥
後半はこの作品のもう一人の著者、建築家・ロバートヴォーバル氏の解説になる、前半は「カタリ派はどのような組織」で「どうなったか?」の中途で終わってしまったが、ラストスパートになる。下巻を読み終わったあとは「TALISMAN=護符」と言うTITELに何か重みを感じてください。
竹書房
タリズマン〈上〉―秘められた知識の系譜 異次元の刻印(上)-人類史の裂け目あるいは宗教の起源 異次元の刻印(下)-人類史の裂け目あるいは宗教の起源 神々の世界 (下) (小学館文庫) 人類の発祥、神々の叡智、文明の創造、すべての起源は「異次元(スーパーナチュラル)」にあった
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